夏のきもの女子会

5月30日(水) ー 6月5日(火)

大丸梅田店 11階で開催中の《夏のきもの女子会》
http://kururi.cms06.future-shop.jp/blog/allstores/?p=27765

今日は堂島での午前と午後のお稽古の後、
吉澤先生が登壇される〈くるり大阪店〉の公開レッスンに行ってきました。

お稽古終わりで少し遅れて駆けつけたのですが、すでに黒山の人だかりでびっくり。

午前のお稽古でご一緒した方々が皆さん熱心にご覧になっていてまたびっくり。



今日は、角出し結びと、きれいなおはしよりの整え方でしたが、明日は名古屋帯の一重太鼓の帯結びのレッスンです。

無料で誰でも見られるので、お時間が合う方は是非是非です。

お写真OKなので、かぶりつきの良いお席は早めに埋まってしまいます。
お席の確保はお早めに。


話は少し飛びますが、
先日、車を運転中に何気なくついていたFMで、
【人に伝わる 声の出し方・話し方】についてボイストレーナーの方が話されていたのが、なかなか為になる話で

どこから声を出すとか言う観点ではなくて、どこを響かせて共鳴させるかというお話だったのですが、

チェストボイスとミドルボイスの2通りが、人に伝える場合に有効なのだそうです。


まず、チェストは 胸。
鎖骨の下あたりで、「ほっとしたわ」とか言う時に手をあてるところ。

普段話す声よりも低めの声を心がけて出すと、ちょうどそのあたりが響く声がチェストボイスと言うそうで、
相手を説得したり、説明をしたりという、深く理解をして欲しい時に相手に伝わりやすい響きなのだそうです。


元々の地声が低いのだけど、と言う人も、その人の中で高い〜低いがあって、身体のどの部分を響かせて声を出しているかと言うことが、相手にどう伝わるかには大切なのだそうです。

もう一つのミドルボイスは、鼻と口の奥の方で、口を閉じたままで「ふんふふん」
とハミングをする時に出る声。

これは、相手と共有、協調している気持ちが伝わり、安心感が伝わる声なのだそうで、相づちを打つ時の「うん、うん」にはこの声が最適な響きなのだそうです。


「人は見た目が9割」で有名になったメラビアンの法則でも、
人は他人の話を聞く時に、内容は1割程度で、声や態度から9割も影響を受けると言われています。

接客やプレゼンテーションの場面でも、内容もさることながら、それをどう伝えるかのテクニックも重要だとされています。

みんな知らず知らずに意識せずにやっている場合もあって、お母さん達が電話に出る時の、あのよそゆきの「はい、もしもし」はミドルボイスだそうです。

けれども、意識をして有効な時に使えると良いですよね。

と言うのがラジオの中の話で、

そんな話がちょうど頭に残っていたので、今日の公開レッスンでは、師匠の声を聞いていました。

音の高低やリズムの具合、言葉の表現の具合などや口調のことを「調子が良い」
といいますが、今日の先生の口から心地よく流れるように出てくる言葉はまさにそれ。
お稽古の時は、また少し違うように思います。

私の声はどう伝わるのかなぁ?と、今日は良い宿題ができました。



レッスン後に先生のお仕事の打ち合わせに同席させていただいたのですが、
そこでも「人に伝える」ことが話の中で出てきました。

私には、勉強するタイミングも機会もいつでも近くにあって、それはとても幸せなことで、
私には、それを余すことなく学びとる力が必要なことを改めて感じながら、

チャンスの神様には前髪しか無い話を思い出していました。




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