きものサローネin日本橋 2018

10月5・6・7日の3日間開催された日本最大級のきものイベント

きものサローネin日本橋 @東京 日本橋 YUITO


今年も去年に引き続き、会場を飾る100体のコーディネートの着付けを監修された吉澤暁子先生のお手伝いへ連れて行っていただきました。

事前に募集され、我こそはと応募くださった着付け師さんとお手伝いのボランティアさんとともに、前日入りで出店者さまのお着物の搬入作業と、マネキンボディーへの着せ付け作業をさせていただきました。

全国からお集まりの着付け師さん達は、東京、大阪の二箇所に分かれて事前に講習を受けていただき、吉澤先生ご指導の元にミリ単位、分度器持参で角度の統一までしていただき、当日に臨んでいただきました。

初めてご参加の方、去年から引き続きご参加の方、普段は別々のところで活躍されている着付け師さんが、約20名チームとなって一斉に着付けをする様は緊張と興奮と、それでいて淡々と、表現が拙いことが悔やまれますが、工事現場のような様相でした。

現場を統括される吉澤先生は、差し詰め 棟梁であり、現場監督であり、いくつもの顔を持って現場に立たれていましたが、出店者さま、現場の着付け師、ボランティアさんにも目配り気配りされながら、さらには不慣れな弟子のフォローまでしながら、ご自身の着付け師としての仕事も同時に進行され、最後は全てのボディーの着付けチェックと手直し、仕上げをお一人でして、時間内にしっかり仕事を納められました。



上のお写真は、樹木希林さん出演で話題にあがっている、映画「日日是好日」で黒木華さんが着用された豪華なお振袖。

サローネとのコラボイベントとしてお茶席が設けられ、お着物の展示もあったのですが、こちらも吉澤先生が着せ付けをされています。


そして、当日無事に開場したのを見届けて、すぐに別のお仕事へ。


当たり前の事かもしれませんが、「仕事」をするということの本質を近くで勉強させていただく事のありがたさを感じました。

全ては、頼んでいただいた出店者さまのお着物を美しく見せてさしあげるため、見に来ていただいたお客様に楽しんでいただくため。

その為に自分ができうることをし尽くし、出し尽くし、身を削って使い切る。
そして、自分自身もそれを楽しむ。

素直に、ただただ  すごいな と思います。

私にはまだ楽しめる余裕などなかったけれど、師匠の仕事に対する心意気のそのエッセンスだけでもちゃんと身に纏って、いただいたお仕事に臨みたいと思います。

たくさんの方と出会えて、刺激をもらい、現場の中で得られたものも大きかったと思います。


さぁて、今日は堂島教室のレッスンの後、
阪急うめだ本店で明日まで開催の#playkimono  での先生の講座に参加させてもらいに行ってきます!楽しみだなぁ。

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