@玉造・ゑびす足袋本舗
きのうは「吉澤暁子きもの着付け教室」主催イベント
【お正月迎えのおしたく&足袋の計測会】でした。
寒い朝の京都駅で待ち合わせをして、師匠に同行させていただいて大阪の玉造にある ゑびす足袋本舗さんのアンテナショップにおじゃましてきました。
新しい年を迎えるにあたって、新しいものを用意するのにはちゃんとした意味があるのご存知でした?
そんなお話をしていただいのは hitofushi の店主・田中理恵子さん
大阪の京町堀の靭公園の近くにあるhitofushiさんは、日本に伝わる昔ながらの丁寧に暮らすための道具を扱ってらっしゃるお店です。
サイトを見て、いつか行ってみたいなと思っていた素敵なお店の素敵な店主さんが偶然にも師匠のお友達でこんな形でお会いできるなんて。幸運です。
今回はお箸のお話をしていただきました。
田中さんは吉野杉箸の産地で吉野杉箸の卸問屋さんのお父さんと吉野杉箸職人のお母さんとの間に生まれ育った生粋のお箸のサラブレッドなのだそうです。
お箸の知識は勿論のことでが、それを取り巻くたくさんの知識をお持ちでした。
知っていなければならないことではないけれど、「知識のおしたく」しておくことで暮らしが豊かになると思うんです。と優しくお話された声が胸に届いて響きました。
「知識のおしたく」
良い言葉です。
お箸のお話のあとは、ゑびす足袋さんの白記さんの足袋のお話と採寸会
白記さんは150有余年続く老舗足袋メーカーであるゑびす足袋本舗さんの五代目さん。
参加者の皆さんの足を、さささささっと測ると、たくさんある型の異なる足袋の中から、2つくらい用意して、ささささっと履かせて見せてくださいます。
職人技です。
指が長くて困っている人、むくみが気になる人、左右差がある人、シワが気になっている人、お手入れに悩みのある人、足袋を履いたことがある人や履くことがある人はだれしも少なからず持っている「?」や「違和感」
いろんなものが目の前でどんどん解消されていきました。
こんな可愛い足袋も。
可愛いのにすぐれもの。女ごころをふわモコくすぐります。
足は第二の心臓とも言われるくらい健康と関わりが深いものです。
足に合って、しかも履き心地が良い上に、履き姿が美しく、足が細く華奢に見える魔法のゑびす足袋。
京都の舞妓さんや芸者さんにも愛用者が多いのも納得です。
お箸も足袋も、消耗品ではありますが、よく使って消耗するものだからこそ、こだわりをもって選びたいと思いました。
そのためにも「知識をおしたく」しとかないと。と思えた暮らしに寄り添う1日でした。