沈丁花

春の訪れを知らせる香りを届けてくれる沈丁花 -じんちょうげ-


今日の出来事ですが、

『少し暖かい日が続いたら、今年は早く咲いたのよ。今日はまた寒くなってしまったけど、香りだけでも春が来ればと思って』

とお庭のお花と春を届けてくれました。

publicな場所やお顔の見えない人にも、みんなに心を配れる 大好きな 「きみのさん」。

昨日の電車での出来事ですが、
大学生くらいの女の子が、降り際に片方だけ靴が脱げてしまい、たくさんの人が後ろから気づかないで降りてくるので、靴がわからなくなってホームで右往左往してしまっていて、そしたら近くにいたご婦人が片足で立つその女の子をサッと支えて、自分が持っていたカバンをホームに置いて、その子の足をカバンの上に置かせてあげてくれていました。

ドアの近くにいた男性の方が、電車とホームの間の隙間に靴が落ちているのが見えているから、今は危ないので、電車が発車してから駅員さんにとってもらえば大丈夫だよと声をかけていてくれました。

私は電車の中で少し離れた窓際から一部始終を見ていたのですが、出発する電車にむかって何度もぺこぺこ頭を下げる片足しか靴を履いていない女の子と、それを支えるご婦人をホームに残して出発した電車の中で、これまた心配そうに見ていた向かい側のご婦人と目を合わせて『良かったですねぇ』と微笑みあいました。

何気ない普通の毎日の中で、オチのない普通の事しかおこっていないのですが、登場人物に良い人しかでてきません。

そんな日を香りに例えると、沈丁花の香りのようにおもいます。

これからは毎年、沈丁花の香りを感じると、きっときみのさんを思い出すし、世の中に良い人がたくさんいてうれしいなぁと思うと思います。

春が来るのがまた一段と楽しみになります。

ちなみに、昨日のコーディネート。
次はもっと春らしく。


人気の投稿