Graduation ceremony
先日、Facebookで母校の本年度の卒業式の記事を読みました。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
1クラスしかないので、三年間ずっと一緒で、
卒業生のみなさんが自身で縫いあげた晴れ着で列席されていらっしゃる姿。
キラキラひかる瞳の中に明るい未来が映っていました。
記憶の片隅の思い出が蘇ってきて、昔の写真を掘り起こしてきました。
なつかしい。
真ん中が私です。
左右は風神雷神の如しですね。
いつも仲良しの4人組だったので、写真を撮ってくれてるのがモデルのようにスタイルが良くて性格もスマートで勤勉なトモちゃん。
右が、ストリートカジュアル系大阪の下町っ子、マイペースで人に流されないけど家族思いの優しいイクちゃん。
左の金ピカピンは熊本生まれ熊本育ち、大胆不敵、破天荒なクラス1の問題児の大石さん。
1クラスしかないので、三年間ずっと一緒で、
とにかくいつもふざけていて、何をするのも楽しくて本当に良く笑っていました。
4人で応募した山本寛斎のコンテストに通ってしまい、広島に行ってショーに出てスーパーナントカ賞をうっかり獲ってしまったりして爆笑もしました。(私だけ広島に行かなかったんだっけ)
この頃はまだまだ浅はかで稚拙で、私も含め、若者たちはとにかく奇抜なことが個性的なものだと思っていて、
個性的で人と違うことこそが自分のアイデンティティだと躍起に派手になる世の流れだったように思います。
今となっては思い返して恥ずかしいこともありますが、若いだけが取り柄ですと自身を持って言えていた気がします。
久しぶりに出してみましたが、今見ても大丈夫じゃないですか?
着ている写真では真っ黒に見えますが、黒に臙脂の抽象柄で、少し伸縮性があってジャージー素材と厚手のテトロンの間くらいの落ち感のいい洋服地で作った袴です。
同じ臙脂の総絞りの反物で仕立てた中振袖とのコーディネート。
この頃は大阪に住んでいたのですが、卒業式の晴れ着姿をおじいちゃんに見せたくて、謝恩会もそこそこに慌てて電車に飛び乗って滋賀に帰ったのを覚えています。
良く遊んで、良く笑って、とにかく笑って、そしてたくさん着物も縫いました。
もちろん大変なことも、いろいろなことがあったけれど、学校でのことは今では全部楽しかった思い出になっています。
あと何年かで、卒業20周年。
みんなに会いたいなぁ。