キモノとファッション
先週は前々から楽しみにしていた久しぶりの3連休を風邪でまるまる不意にした私。
頭のてっぺんから足の先までパッサパサのガッサガサに。
身体も心もすっかり体力がなくなって、治るのにも時間がかかる昨今です。
いささかグズグズ言いながら、日曜日は久しぶりにお着物を着て、大丸梅田店のくるりさんへレッスンに行ってきました。
そしてレッスンの後は、ハルミさんに誘ってもらっていた日舞の公演を観せてもらいに、日本橋の国立文楽劇場へ。
こちらがハルミさんのコーディネートです。
ハルミさんのお着物は大島紬の残糸織だそうです。
正統派の和装コーデにもみえますが、
なにげに2016 - 2017秋冬のトレンドカラーのグレーのグラデーションやダークなグリーンやボルドー、インディゴ、の取り合わせ。
大島紬の特徴である生地の光沢感で、こちらもトレンドのキーワードであるメタリックの要素をおさえていて、ファッション性も高いコーディネートだと言えます。ファッショニスタ☆
中に入るまでに、あれやこれやと2人で写真撮影会です。
最近iPhoneを新しくして、素人の私が撮っても、雰囲気醸し出せる写真が撮れるようになって、ハルミさんに『無敵』の称号をいただきました。
カメラが良くなっても、残念ながら撮られる側のポテンシャルも必要で、この日はキセキがおこらずに私のコーディネートは顔なしです。
キャメルのポンチョコートはお洋服のブランドのものですが、軽くてあたたかくて重宝しています。
日舞のお話の前にコーディネートの話が長々となりましたが、
日舞の公演を観て、日本の伝統美を目の当たりにして、そして肌で感じて、思うこと。
日本には日本の、伝統的な色合わせがあり、昔の日本人の繊細な色彩感覚が生み出した世界観に皆んな目を奪われ、心を躍らせます。
素敵なものは、素敵。
ゴッホもモネも浮世絵から絶大な影響を受けたと言われているし、
日本の若者のファッションでエスニックやボヘミアが流行するように、海外でジャポニズムがブームになっていますが、その捉え方は日本のそれとはまた違って素敵だったりします。
私たちは、自分の手の中に、世界中から自分が欲しい情報を手に入れられる道具を持っています。
でも、一方的に自分の側からだけ見て「知っている」というだけで満足していないでしょうか。
もっと色んな角度からモノを見て、「知る」「考える」「実行する」
そして、「楽しむ」ところまでいければ最高だ。なんて思ったりして。
それが正解かどうかもわかりませんが、兎に角、今回の人生初の日舞の公演に関しては、勉強になるからという気持ちで行ったのに、まさかこんなに楽しい気持ちで帰れると思わずで、本当に良い経験をしました。
終わってからなんばまで歩いてお寿司食べて、あぁ楽しかった。
誘ってくれたハルミさんに感謝です。
1月いく、2月逃げる、3月去る
2月ももう終わり、巻き返しに明日もお出かけしてきます。