『自然とつながるきものスタイル』
今日はまたまた姉妹弟子のハルミさんとご一緒して、阪急百貨店うめだ本店の呉服売り場のトコトコステージで開催される師匠のトークショーへ行ってきました。
『自然とつながるきものスタイル』
というお題で、片貝木綿や結城紬、タッサーシルクなど、ナチュラルな風合いの着尺がシチュエーションや着る人の年齢や背景を考えて6通りにコーディネートされていました。
それぞれのコーディネートのポイントをうかがいながら、素材の産地や特性、はたまたお手入れの仕方まで中身のぎっしりつまったトークで、あっと言う間の実になる時間でした。
師匠のトークショーの後、同じ場所で本場の結城紬の職人さんのトークイベントがあるとのことで、そのまま師匠も一緒にお話を聞いてきました。
結城紬なんて、憧れのお着物で、今の私なんかには遠い存在。
と、思っていました。(実際そうなのですが)
が、実際に真綿や糸を触らせてもらいながら、職人さんに聞くお話は、少し訛りのあるその軽妙な語り口によるものでもあったのだろうと思うのですが、まるで、日本昔ばなしを聞いているような錯覚を覚えるほどでした。
お蚕さんがつくる繭のいくつかぶんが上の写真で、これがこんなにビョーンと伸びて更にピーッとつまむと糸になるのを実演で見せてもらいました。
真綿はお土産にいただいたものです。
師匠もですし、この結城紬の職人さんも、お二人ともに人を惹きつけるモノの見方と話し方をされていて、お二方ともに、1時間近くお話されていたのに時間のないおとぎの国に迷いこんでしまったようでした。
本で読むのやテレビでみる、またはそうした人から「そうらしい」話として聞くのは知識としては入ってくるけれど、実際お会いして話しを聞くとこうも入ってきかたが違うのは何なのかなぁと思っていたのですが、実際にその方が体験されてきた時間や思いが言葉にのるのかなぁ なんてことを考えたりして。
少し時間があったので、私とハルミさんとで近くでやってる『猛毒展』で毒のある生き物を見て帰りました。
ハルミさんはその後お着物のままお友達のライブへ!
後で知ったのですが、トークショーでお会いしたした着付け教室の他のお生徒さんお二方はなんとその後USJに行かれたとのこと。お一人はお着物でした!
皆さんアグレッシブ。
着物ってやっぱり楽しいなぁと、じみじみ私の秋の遠足でした。
そして今日のコーディネートがお褒めの言葉が多かったので、備忘録としておきます。
師匠のトークショーの内容に合わせて、紬のお着物。
帯留めはたしかヨーロッパのアンティークのブローチ。最近のお気に入りです。